遮熱塗料に関する Q&A

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Q.色によって遮熱効果に違いがありますか?

色が濃くなればなるほど(明度が低くなるほど)表面温度は高くなります。この傾向は一般塗料も同様です。
一般塗料と遮熱塗料の表面温度差は、同一色を塗装した場合、淡色~濃色になるほど大きくなります。
つまり、日射反射率の差は、濃色の方が大きく、淡色の方が小さいということです(下図参照)。

Q.任意に調色することは可能ですか?

標準色を設定していますのでその中から選定していただくことになります。
また、その標準色に汎用トナーを用い調色されますと、微量であっても表面温度は上昇しますので避けてください。

Q.艶の調整は可能ですか?

水性クールタイトシリコン、水性クールタイトフッソは艶有りのみですが、クールタイト、クールタイトSiは艶有り、3分艶、クールタイトFには艶有り、3分艶、艶消しタイプがあります。
また、それぞれの艶による遮熱効果に差はありません。

Q.遮熱塗料と一般塗料との耐久性の違いは?

遮熱塗料と一般塗料を比較した場合、ポリウレタン樹脂系、アクリルシリコン樹脂系、ふっ素樹脂系それぞれにおいて、耐候性、耐久性に違いはありません。

Q.他社品との優位性はどのような点ですか?

汚れの付着は遮熱効果の低下をまねきます。
当社クールタイトシリーズは、特殊セラミック成分の優れた低汚染効果により、長期に亘り高い遮熱性能を維持することができます。

Q.塩ビ鋼板の屋根改修は可能ですか?

塩ビ鋼板には可塑剤が含まれているため、塗り替え後に可塑剤が塗膜表面に移行し、塗膜汚染、剥離を生じる可能性があります。
このような塗り替えには、可塑剤の移行を防止する専用プライマー(ビニタイトプライマー)と組み合わせる仕様を準備しています。

Q.屋根の塗り替えで水性系と弱溶剤系は、どのように使い分けるのでしょうか?

金属系屋根の場合は、錆の発生を抑制するという観点から、弱溶剤系塗料を設定しています。
一方、窯業系屋根(コロニアル、カラーベスト、スレートなど)の場合は、水性、弱溶剤共にご利用いただけます。

Q.ヒートアイランド現象緩和を目的とした施策で他の工法と比べどのような利点がありますか?

屋上・壁面立緑化と比べ、特殊な技術を用いずとも施工が可能です。
また、簡便な施工であるためイニシャルコストも低コストですみ、ランニングコストもほとんどかかりません。

Q.遮熱効果以外に期待できる効果はありますか?

遮熱塗料は塗膜表面の温度とともに被塗物の温度上昇を抑えることができます。温度差を緩和することにより、金属部材の膨張、収縮が抑えられ、金属の劣化抑制につながります。
また、活膜の旧塗膜が存在している塗り替えの場合、塗膜表面温度が低いほど膨れ等の発生が緩和される傾向があります。

Q.冬場の室温に影響はありますか?

冬場は夏に比べて日射量は極めて少なくなりますので、塗装面が反射する熱エネルギーは微々たるものです。
従って、室温への影響はほぼないといえるでしょう。

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